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知らなきゃ損する!名古屋市で解体工事をするなら押さえておきたい家屋調査の基礎知識

2024.06.03(Mon)

こんにちは。名古屋市で解体業をしております、株式会社Fastone(ファストワン)のブログ担当です。解体工事を調べる中で「家屋調査」という言葉を初めて聞いた方もいらっしゃるかと思います。この言葉は解体前の見積もり時に建物の状態を確認するための調査だと思われがちですが、実際の「家屋調査」の目的や内容はもっと深い意味を持っています。

 

一般的な家屋調査の目的

家屋調査とは、建物の状態や特徴を詳細に調べることです。これには以下のような目的があります。

  • 固定資産税評価: 地方自治体が毎年1月1日時点で所有者に課税する固定資産税の評価額を算定するために家屋調査を行います。
  • 売買・賃貸の参考: 不動産業者が物件の売買や賃貸契約を結ぶ際に物件の正確な評価を行うために家屋調査を行います。
  • 保険金の算定: 保険会社が火災保険や地震保険などの加入時や保険金請求時に家屋の調査を行います。

しかし、解体工事における家屋調査はこれらとは異なる目的を持っています。

解体工事における家屋調査とは?

一般的な家屋調査は固定資産税の評価などを目的としていますが、解体工事における家屋調査は近隣住宅の調査を指します。これは誤解によるクレームやトラブルを防ぐために行われます。

解体工事における近隣住宅の家屋調査の目的と必要性

解体工事前に近隣住宅を家屋調査する目的は、既存の欠陥を記録しておくことで、工事後に発生するトラブルを防ぐためです。例えば、解体工事後に近隣住宅でひび割れが発見された場合、工事前の調査記録があれば工事が原因でないことを証明できます。

家屋調査と現地調査の違い

「家屋調査」と「現地調査」は異なります。家屋調査は近隣住宅の状態を調べるもので、現地調査は解体する建物自体を調べるものです。現地調査は解体業者が行うのに対し、家屋調査は第三者の調査会社が行います。

家屋調査と事前調査の違い

解体工事における事前調査はアスベストの有無を確認するための調査です。これは法的に義務付けられており、違反すると罰金が科せられることもあります。家屋調査とは異なる目的を持っています。

 

 

解体工事における家屋調査の範囲

家屋調査の範囲は決まっておらず、多くの場合は周辺20~50メートル程度が目安となります。調査対象の住宅が増えると費用も増えますが、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物の場合は影響が大きいため、調査範囲も広くなる傾向があります。

家屋調査の内容と流れ

家屋調査の内容

家屋調査では、以下の項目を調査します。

  • 外観調査: 外壁、屋根、基礎の状態を確認します。
  • 内部調査: 壁、床、天井の状態や配管、電気設備の状況を調べます。

家屋調査の流れ

  1. 家屋調査の実施可否確認: 調査対象の所有者・住民の許可を得ます。
  2. 事前打ち合わせ: 調査の目的、範囲、スケジュールを確認します。
  3. 調査会社による家屋調査の実施: 調査員が現地で詳細な調査を行います。
  4. 調査会社による家屋調査報告: 調査結果の報告書を受け取ります。

 

 

解体工事における家屋調査の費用相場

家屋調査の費用は1件あたり3万円~6万円程度が相場です。しかし、調査対象の建物の構造や範囲により費用は変動します。

まとめ

今回は解体工事における家屋調査について解説しました。一般的な家屋調査と解体工事における家屋調査は目的が異なります。解体工事における家屋調査は近隣住宅の状態を記録することで、工事後のトラブルを防ぐために重要です。解体工事を検討されている方はぜひ家屋調査を考慮してみてください。

株式会社Fastone(ファストワン)は名古屋市を中心に、安心と信頼を第一に解体工事を行っています。ご相談はお気軽にお電話(052-825-4810)またはメール(info@fastone.co.jp)でどうぞ。近隣への丁寧なご挨拶や安心・安全の施工管理を徹底し、お客様から高い評価をいただいております。解体工事に関する不安や疑問がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。