名古屋市の解体工事におけるアスベストリスクとその対策
さて、今回は以前にも少しご紹介いたしました、アスベスト(石綿)が含まれた廃棄物についてご紹介します。アスベスト(石綿)は天然でできた鉱物繊維であり、目には見えない細かい繊維になっています。そのため、解体、改修、補修工事の際にアスベストが飛散すると、周囲の皆様や作業員に健康被害が及ぶ危険性があります。アスベストを吸入すると体内に停滞し、肺がんやアスベスト肺、悪性中皮腫などの重篤な病気を引き起こす可能性があります。
名古屋市での解体、改修、補修工事におけるアスベスト含有廃棄物は、廃棄物処理法に基づいた適切な処理が求められます。名古屋市ではアスベストが含まれた廃棄物を「石綿含有産業廃棄物」と特別管理産業廃棄物に指定し、「廃石綿」に分類しています。家屋の解体や工事から始まる廃棄物は、飛散を防止する措置を講じ、アスベストが含まれていない廃棄物としっかり区別し、収集、分別、運搬を行うことが必要です。
アスベスト含有廃棄物は種類によって処理方法が異なります。石綿含有産業廃棄物は、産業廃棄物処理基準に従い、安定型や管理型最終処分場での埋立、石綿含有産業廃棄物の融解施設にての高温融解、国が指定した無害化処理施設での処理が行われます。一方、飛散性がある廃石綿等は特別管理廃棄物に指定され、無害化処理施設での処理や、固形化・薬剤による安定化、耐水性材料での2重梱包を経て管理型埋立が行われます。
名古屋市での家屋解体・解体工事をご検討の方々には、アスベスト含有廃棄物の処理方法について正しく理解していただくことが重要です。令和4年4月1日からは、解体・改修工事を行う業者は石綿含有建材の事前調査結果を報告する義務があります。お客様自身も知識を持つことで、信頼できる解体業者を選ぶ際の参考になるでしょう。
株式会社Fastoneでは、お客様の安全を第一に考え、信頼できる解体サービスを提供しています。名古屋市をはじめとする地域の皆様に安心してご利用いただけるよう、常に最善を尽くしてまいります。
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