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土留め工事の基本とそのメリット

2024.08.03(Sat)

土留め工事は、建物の解体や建設の際に必要な工事の一つです。特に名古屋市のような都市部では、斜面や崖に接する場所が多く、土砂崩れを防ぐための土留め工事が重要になります。今回は、土留め工事についての基本知識やそのメリット、費用相場について詳しく解説いたします。

 

土留め工事とは

シャベルを持った工事作業員のイラスト

土留め工事とは、法面や崖、盛り土などの土の崩壊を防ぐために、壁状の構造物(擁壁)を設置する工事のことです。この工事は、土砂崩れなどのリスクを軽減し、建物や人々を守るために必要です。土留め工事は「山留め」とも呼ばれ、ブロック塀やコンクリート、石などを用いて構築されます。

土留め工事をするメリット

土砂崩れを防ぐ

土留め工事の最も大きなメリットは、土砂崩れを防ぐことです。特に斜面や山間部に位置する住宅では、土砂崩れのリスクが高くなりますが、土留めを行うことで安全な環境を確保できます。また、地盤を平らで安定した状態に保つことができ、斜面からの土砂の侵入を防ぎます。

防犯の役に立つ

土留め工事は防犯面でも有効です。土留めを行うことで、周囲の住宅よりも高い位置に家を建てることができ、ブロック塀などで囲むことで不法侵入を防止します。高い位置に建てられた住宅は視認性が低くなり、防犯効果が期待できます。

土地の境界を明確にする

土留め工事によって土地の境界線を明確にすることができます。特に、お隣の土地との高低差がある場合、擁壁を設置することで境界が明確になります。これにより、土地の境界を巡るトラブルを未然に防ぐことができます。

高い位置に住宅を建てられる

土留め工事を行うことで、高い位置に住宅を建てることが可能になります。これにより、プライバシー保護や日当たりの良さ、見晴らしの良さなど、さまざまなメリットを享受できます。

土留めに必要な擁壁とは

土留め工事には「擁壁」が必要です。擁壁とは、土の崩壊を防ぐために設置される壁状の構造物で、コンクリートや石などで作られます。擁壁は土留め工事の重要な要素であり、その選択や設置が土留め工事の効果を左右します。

土留め(擁壁)工事の種類

鉄筋コンクリート造り

鉄筋コンクリート造りの擁壁は、最も強固な構造を持ちます。鉄筋を組み込んだコンクリートは、高い耐久性と安全性を備えており、土砂崩れ防止に非常に効果的です。近年の土留め工事では主流となっています。

コンクリート造り

鉄筋を使用しないコンクリート造りの擁壁もあります。コンクリートのみでも一定の土留め効果はありますが、鉄筋コンクリートに比べると耐久性が劣ります。特に激しい土砂崩れが予想される場合には、鉄筋コンクリート造りをおすすめします。

石造り

石を積み上げて作る石造りの擁壁も一般的です。自然の石を使用することで景観に調和し、セメントやモルタルを用いた「練積み」で強度を高めることができます。

プレキャスト擁壁

プレキャスト擁壁は、工場で製造された製品を現場で組み立てるタイプの擁壁です。施工が迅速で効率的ですが、土地の状況に応じた調整が必要です。

花壇や植物による土留め

花壇や植物を利用した土留めも可能です。これは景観を損なわず、自然な土留め方法として人気があります。

土留め工事の費用相場

土留め工事の費用は、使用する材料や施工の難易度によって異なります。一般的な費用相場は、擁壁の設置が1平米あたり約30,000〜50,000円、解体が1平米あたり7,000円〜10,000円です。

名古屋市での土留め工事なら株式会社Fastoneへ

ガッツポーズの工事現場の作業員のイラスト

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